暮らしの中の仏事
念珠(数珠)
「じゅず」ともいう。この法具は数をしるす珠の意で、
インドでは数を取るために実用として使われていたもの。
聖句をとなえながら珠の一つ一つを繰ることによって、
自分の持っているさまざまな煩悩を
なくす為に用意られた。
本来は、煩悩の数と言われる108の珠よりできていた。
それでは長すぎるということから、
その108の二分の一である54、三分の一である36、
さらには四分の一である27個の珠で
作られるようになった。
ただ最近は24個も多い。
珠の材質は菩提子、金剛子、蓮子、
黒檀、紫檀、水晶など多種。
念珠を使っての合唱は、
合唱した手の親指と人差し指の間にはさみ、
両手輪のようにしてかけます。
片手に念珠をかけて、
もう一方をそろえる方をよく見かけますが、
これは間違いです。
なお、房は下に垂らすようにします。
本山から念珠が頂けます!
<結婚念珠> 結婚のお祝いの夫婦念珠です。...随時
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毎年4つきぜひ、お寺の方へ申し込んでください。
お内仏(仏壇)の意味
お内仏(仏壇)は先祖をまつるもののように
思われていますが、そうではありません。
真宗では具会一処といい、
先祖は等しく浄土の仏・菩薩とともに一つの処で
出会っているとされます。
お内仏はその浄土のありさまを写したもので、
個々の先祖をふくめて、
あらゆる仏・菩薩の根本として
阿弥陀如来を拝するところです。
各家庭にお内仏を安置し、ご本尊をおかけして、
朝夕礼拝、勤行するというのが
私たち真宗門徒の大切なつとめです。
あるお年寄りが言われた
「人生にいきづまったり、悩んだりして、
どうしていいかわからない時に、いつも座る場所です」の
言葉どおり精神生活の中心としてお内仏はあります。
ご本尊とお脇掛けは
本山からお受けください
これらのお内仏(仏壇)を購入される予定のある方は、
ぜひお寺にご相談ください。
脇掛けは下の名号①と
御影②のどちらかを選んでください。